松井 裕樹(桐光学園)/過去記事

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    【進  路】 高校生/大学生  松井裕樹 大瀬良大地 吉田一将
    【球団別】 オリ 中日 楽天 東京 西武 阪神 千葉 横浜 福岡 巨人 日ハム 広島
    【17候補】 高・投高・野大・投大・野社・投社・野済・投済・野



こちらでは松井裕樹(桐光学園)の過去記事をまとめて掲載しています。

3年時

 ■ 松井18K!センバツ覇者浦和学院27人斬り(デイリースポーツ) 13/7/2

 今秋ドラフトの目玉、桐光学園の松井裕樹投手が、今春センバツ王者を圧倒した。1日、さいたま市内で行われた浦和学院との練習試合で先発し、毎回の18三振を奪い、1安打で無四球完封した。打者27人を108球で終える快投で、14日に予定される神奈川大会初戦へ、最高の弾みをつけた。今春のセンバツと関東大会を制して公式戦14連勝中、甲子園春夏連覇を目指す浦和学院でも“ドクターK”にはまったく歯が立たなかった。センバツ決勝で152キロ右腕・安楽擁する済美から17得点した時と同じスタメンで臨んだ王者に対し、松井は立ち上がりから快調に飛ばした。初回1死からスライダーで連続の見逃し三振。四回2死から3番・山根に左前打を浴びるまで、1人の走者も許さない。山根は直後に盗塁死したが、これが最後の走者になった。直球は自己最速に並ぶ147キロを記録。宝刀・スライダーは変化に差をつけ、チェンジアップも低めにキッチリと集まるのだから、打者はたまらない。センバツで3試合連続弾の高田からも2奪三振。内角低めへのスライダーで空を切らせた。七回1死から九回2死までは圧巻の7連続K結局、打者27人で試合を終わらせた。自身の目標である全国制覇を達成した相手に、試合前から気合十分だった。一方で、試合中は時折マウンド上で笑みをこぼし、1年生捕手の田中を引っ張った。打っても、二回無死二塁から先制の左前適時打を含む2安打で5番の役割を果たした。視察した6球団14人のスカウトからもため息がもれた。DeNAの稲嶺スカウトは「楽しんで投げている感じ。練習で追い込んでいる中、ベストピッチといえる状態」と評価。阪神の菊地スカウトも「直球と同じ腕の振りでスライダーとチェンジアップがあったら打てない」とうなった。野呂雅之監督(52)は「調子プラス涼しい環境もよかった。6月からいろいろ試している配球も確認できた」と満足げ。県大会初戦まで「これからは休養と栄養をとることが一番のトレーニング」と、チームの仕上がりにも自信を見せた。今年1月、松井は「世界一の左腕になる」と目標を掲げ「誰にも負けたくないんです」と、真意を説明した。春の王者を圧倒し、高校球界では“日本一の左腕”であることを実証。勝負の夏がいよいよ始まる。
 ▼日本ハム大渕スカウトディレクター 調整をしっかりやった印象だね。中1日の登板で、夏の決勝を想定して浦和学院にこれだけの投球をしたんだから。
 ▼楽天後関スカウト 打者は追い込まれたらスライダーとチェンジアップ両方あるから対応できない。真っすぐも良かったし、まさに「思うつぼ」の投球だよ。
 ▼DeNA稲嶺スカウト マウンドで楽しそうに投げているのが何よりもいいね。(日刊スポーツ)
 「(来季の)即戦力。競合が何球団になるかだね。真後ろから見ていて、強い当たりになったのは全てファウルになると計算したような制球だった。大人の投球だね」とオリックス・古屋国内グループ長。29日も視察した楽天・後関スカウトは「入りが丁寧で、二回からは真っすぐで押して最速147キロ。チェンジアップがいいし、極端な高低、スライダーのワンバウンドが少なく、コントロールがよくなった」と修正力に驚いた。日本ハム・大渕スカウトは「万全。(中1日の)調整もうまくいっているし、チェンジアップで投球の幅が広がっている」とうなった。(SANSPO)
 阪神・菊地敏幸スカウトは「高めのボールと思ったらグッと落ちてくる。左打者はあそこで曲げられたら振れない」と評した。(スポニチ)
 楽天の後関スカウトは「追い込まれると、どうしようもない特に右バッターは、内へのスライダーと外へのチェンジアップがあるから難しい」と、浦和学院打線ならずとも苦戦すると評価した。
 ▼ソフトバンク・村松スカウト「あれだけチェンジアップが直球のように来て変化すると、プロでも対応は難しい
 ▼オリックス・古屋編成部国内グループ長「内角のスライダーに、チェンジアップもある。あれを打つのは大変だ」
 ▼日本ハム・大渕スカウトディレクター「(チェンジアップの習得など)春先の課題もクリアして、疲れもある中で完投、完封。計算通りにまとめができたのでは」
 ▼DeNA・稲嶺スカウト「ことしのベストピッチ。追い込んでから余裕もあったし、マウンドで楽しんで投げている感じがした」 (西日本スポーツ)

             回数 被安 奪三 四死 自責
   練試:浦和学院 先   9  1  18  0  0 147㌔

 ■ 桐光学園・松井、報徳から6回で15K!!(スポーツ報知) 13/6/30

 今秋のドラフト1位候補、桐光学園(神奈川)の松井裕樹投手(3年)が29日、報徳学園(兵庫)との練習試合に先発。今春のセンバツに出場した名門を相手に5者連続を含む毎回の15三振を奪い、6回3安打無失点に抑えた。1回に2個奪うと、2回2死からは5者連続K打者21人に対して、15奪三振。18アウトのうち、6分の5を三振で仕留めた。野呂雅之監督(52)は「調子が良かったんでしょう。あとはこれを続けていくこと」と満足そうに振り返った。22日の常葉学園橘(静岡)戦は救援し、3回無失点も3奪三振のみ。23日の関東第一戦(東京)では9回完投も6Kにとどまり、4失点で敗戦投手となった。「夏に向け試しながらの投球だった」と指揮官は明かしたが、この試合からは試す要素を減らし、本番モードにシフトチェンジした。象徴的だったのが6回2死、2安打を放ち、中学時代に対戦経験もある3番・山口大輔(3年)を迎えた場面だ。1ボール1ストライクの3球目に自己最速タイ147キロの直球を見せ球にし、外角に沈むチェンジアップで空振り。最後は内角に食い込む宝刀スライダーで、春の兵庫県大会準Vで夏も優勝候補に挙がる強豪校から15個目となる三振を奪った。「2ストライクに追い込まれると頭が真っ白になった。チェンジアップは直球と同じような軌道で逃げて落ちた。どの球を狙っていいのか」と山口は白旗を掲げた。「消える」と評されるスライダーに「逃げる」チェンジアップ―。視察した巨人・山下スカウト部長は「変化球のキレが抜群スライダーはプロの1軍レベルだし、チェンジアップもいい」とうなった。高校生ではすでに手の付けられない領域に入っている。神奈川大会の初戦は7月14日。中央農と相洋の勝者と激突する。
 ▼巨人・山下スカウト部長「はじめは遅い変化球を使って、真っすぐを速く見せていた。幻惑させていたね」
 ▼ソフトバンク・宮田スカウト部長補佐「チェンジアップがさらによくなっていた。1週間で修正できるようになっていたということ。調子を考えてセット(ポジション)からとか、力の抜き入れができている」(SANSPO)
 この日も巨人をはじめ7球団のスカウトが集結。楽天9人態勢で視線を送った。巨人の山下哲治スカウト部長は「スライダーは既に1軍レベル。チェンジアップで幅が増えた」と評した。配球面の成長の裏には、一昨年12月に就任したOBの天野喜英コーチの存在がある。捕手として東海大から社会人のセガサミーに進んだ経歴を持つ。「どういう球を放らないといけないか。先読み先読みして捕手目線の投手にならないといけない」と指導を受けた。配球を考えて奪った三振。天野コーチは試合中、何度もうなずく場面があった。(スポニチ)
 ▼ソフトバンク宮田善久スカウト部長補佐 左打者の攻め方、右打者の攻め方でいろいろなことを考えている。自分で試合を組み立てている。
 ▼楽天後関昌彦スカウト 楽しそうに投げている。やっぱりスライダーが良かった。いいものは(いつ見ても)いい。(スポニチ)

 ■ 桐光・松井、関東一に完投負け/高校野球(日刊スポーツ) 13/6/23

 昨夏甲子園で1試合22奪三振の大会新記録を作った桐光学園(神奈川)・松井裕樹投手(3年)が23日、川崎市内の同校グラウンドで行われた関東一(東東京)との練習試合で先発登板した。9回を投げ7安打6奪三振4四球4失点。直球は最速146キロを記録し、142球で完投したが試合は1-4で敗れた。この日は今秋ドラフトの目玉を観戦しに、6球団10人のスカウトが集結。DeNA吉田スカウト部長は「トップレベルなのは間違いない。今は夏に向けて詰め込む時期。とにかく走り込んだり、球を放って体力をつけないと」と練習試合で負けても評価は変わらないと強調した。
  ピンチでも直球を続けるなど、テスト的な配球も多かった。中日・中田スカウト部長は「松井君はいろんな球種を試そうとしていたのでは。(股関節を痛めていた)中村君は球の力が戻ってきた」と評価。(デイリースポーツ)
 この日は6奪三振。5つをスライダーで奪った。視察に訪れた阪神・北村照文スカウトは「三振を取ろうと思えばスライダーを多投すればいい。打たせて取ろうとしたところを運ばれただけ」と評したが、最速146キロを計測した直球にいつものような切れはなく、空振りも思うように奪えなかった。「伝家の宝刀」であるスライダーも制球が定まらず、結果としてピンチでも直球に頼らざるを得なかった。
 ▼巨人・長谷川国利スカウト 腕の振りはやっぱりいい。(敗戦したのは)今が一番きつい時期だからね。
 ▼DeNA・吉田孝司スカウト部部長 本大会に向けて今は投げ込んで走り込んで疲れさせている時期。これから疲れを抜くだろう
 ▼中日・中田宗男スカウト部長 生命線の低いスライダーは数を抑えていた。半分試しの投球だったんだと思う。(スポニチ)
 松井について阪神北村スカウトは「打たせて取る投球をしていた。全部三振を取ったら決勝までもたないよ。考えて投球をしているね」と話した。中日中田スカウト部長は「スライダーに頼らず、チェンジアップを多く投げていた。自分のものにしようと試しながら投げている」と夏本番への取り組みを評価していた。(日刊スポーツ)

 ■ JX-ENEOS監督が松井にラブコール(日刊スポーツ) 13/6/21

 昨年の都市対抗、日本選手権で全国2冠に輝いたJX-ENEOSの大久保秀昭監督(43)が、桐光学園(神奈川)のドラフト1位候補、松井裕樹投手(3年)に熱烈ラブコールを送った。「もちろんドラフト1位になるでしょうけど、もし社会人となった場合は、ぜひ」とほれ込んでいる。昨年は亜大時代のソフトバンク東浜が、プロ入りしなければ東芝入りを表明していた。JX-ENEOSは通常「プロ待ち」と呼ばれる有力選手がドラフトにかからなかった場合などの受け皿になる方式はとらないが、松井は特例。横浜市出身の松井にとっても地元に近い縁があるチームで、基本線はプロ入りとみられるが、現在まで進路は明確にせず、仮に社会人となれば最有力候補になりそうだ。大久保監督は「トップ選手が来れば、社会人も盛り上がりますから」と、その時に備えている。

 ■ スカウト絶賛!桐光・松井 早実14人から8連続含む10K(スポニチ) 13/6/10

 桐光学園(神奈川)の松井裕樹投手(3年)が9日、早実(西東京)との練習試合に5回途中から登板。8者連続を含む10三振を奪うなど、4回1/3を無安打に抑えた。打者としても9回に右越えソロを放ち、今春センバツに出場した強豪に7―3で勝利した。いつもの躍動感はない。それでもセンバツを経験した早実打線を、松井は簡単に抑えた。7回2死からカーブで見逃し三振に仕留めると、ここから振り逃げを含めて8者連続三振。最後の打者も直球で空振り三振を奪って試合を締めた。「全力でいかなくていい場面もあった。(夏は)力をセーブして余力を残して連戦に対応していければいい」。80%の力で打者14人を無安打に封じ、8回は1イニングで4奪三振も記録した。桐光学園は今月から5日間の合宿を4度繰り返す。6日から1回目の合宿中で、左腕は投げ込みを封印し走り込みをこなす。朝からグラウンド10周、ポール間走も20往復する。「追い込んできたので体が重かった」。そこでリリースポイントに力を集中。軽く投げているように見えるが、ムチのような腕の振りでボールに力を伝えた。日本ハム・斎藤を擁し、06年夏の甲子園を制した早実の和泉実監督も「(松井を)一生懸命にもさせられなかった。夏に全国を獲ろうとしたときは力の配分も必要。その覚悟でやっている感じがあった」とうなった。打撃でもセンスのよさを見せた。「右翼を越えるぐらいだと思った」。先頭の9回、右越えに高校通算8本目のソロアーチを放った。
 ▼桐光学園・野呂雅之監督 小生意気と見えるかもしれないが、抜くところは抜いて投げることができていた。
 ▼巨人・藤本スカウト 腕の振りが素晴らしい。変化球でもスライダーでも同じだからバットを振ってしまう。
 ▼阪神・北村スカウト いろいろと試していた。あれだけ三振を奪うのだからものが違う。

 ■ 桐光・松井5回10K 6球団が熱視線(デイリースポーツ) 13/6/2

 今秋ドラフトの目玉となっている桐光学園・松井裕樹投手(3年)が1日、北九州市民球場で福岡県高野連の招待試合に臨み、春季福岡大会を制した東海大五を相手に5回3安打1失点、10奪三振と「奪三振ショー」を披露した。試合は桐光学園が6‐2で勝った。巨人など6球団のスカウトが見守る中、最速146キロの直球とキレのある変化球で春の福岡王者を圧倒。六回からは左翼の守備に就いた。最後の夏へ向けて、松井は「野手と一つになって勝てるように投げたい」と誓った。
 ソフトバンクの山崎スカウトは「直球とスライダーを同じ腕の振りで投げてくる。高校生には打てない」と評した。(西日本スポーツ)

 ■ 松井、投→左→投 二刀流/高校野球(日刊スポーツ) 13/5/26

 桐光学園・松井裕樹投手が「二刀流」で夏本番を乗り切る。25日、熊本市内で行われたRKK招待高校野球大会に出場。東海大熊本星翔(熊本)を相手に5回4安打8奪三振無失点の好投を見せ、8-1で勝利した。先発するも5回からは左翼を守り、9回には再びマウンドに戻るなど夏の連戦を意識した投球を見せた。最高気温32度。「4回を投げたらレフトに行くと決めていました。リードできたところで休む。去年もやっていたが、春は試合慣れするために投手に集中していた。気温も暑く、いいタイミングでした」と夏を意識した守備を確認するためと説明した。「今日は神奈川の準決勝、決勝のイメージで投げました。帰って、休んで、明日も投げる。そういうメンタルでやっていきたい」。怪物が早くも本番モードに突入した。

 ■ 桐光学園・松井が進路白紙を強調(デイリースポーツ) 13/5/21

 準々決勝4試合が行われ、桐光学園は前橋育英に敗れた。今秋ドラフトの目玉、松井裕樹投手は登板しなかった。「多少張りがあった」と状態を説明。「連戦になると、もっと球数を少なくしないと。昨日もボール先行だった」と、夏への課題を挙げた。また、進路については「夏の全国制覇しか考えていない。今は興味がないです」と、白紙を強調した。
 松井裕樹投手が、進路を国内プロ一本に固めていることが20日、分かった。松井は今月上旬に野呂雅之監督と進路に関する面談を行い「高いレベルの場所で野球を続けたいという確認はした」と明かしたが、関係者によれば「国内プロ野球界への思いが強い」という。「(スカウトに)注目していただいているのはうれしい。注目に恥じないように練習していかないといけない」としながらも「(プロへの憧れは)今はない。このチームで全国制覇することしかない」と続けた。注目の進路については夏の大会後に正式表明する予定だ。(スポニチ)

 ■ 桐光・松井、18K!わずか31戦で20度目2ケタK(スポーツ報知) 13/5/20

 桐光学園の松井裕樹投手(3年)が、花咲徳栄との2回戦に先発して延長12回を6安打3失点、18三振を奪った。サヨナラ勝利を呼び込み、168球完投でセンバツ出場校を撃破、8強に進出した。これで公式戦31試合目で20度目の2ケタ奪三振。昭和の怪物・江川卓(作新学院)と、ほぼ同ペースでの達成となった。三塁から、松井は一気にホームへと駆け込んだ。サヨナラだ。チームメートと抱き合い、喜びを分かち合った。「きょうは調子が悪かった。でも、逆転して勝ちきれた。粘り強く投げたことが勝ちにつながった」。公式戦自己最長となる延長12回を一人で投げきった疲れは、その瞬間だけ、すべて吹き飛んだ。初体験の宇都宮清原球場。赤土の硬いマウンドに、最後までフィットしなかった。4回にはドラフト候補の捕手・若月健矢(3年)に、あわや本塁打という左翼フェンス直撃の二塁打を浴び、2死一、三塁から直球を引っかけ暴投。先取点を奪われた。6回にも2死一、二塁から適時二塁打を浴び2失点。この日最速145キロ直球も、スライダーも、好調時のキレがなかった。観衆は1万500人、ネット裏には全12球団40人超のスカウトが集まった。メジャーからはブレーブスの大屋国際スカウトが視察し「プロですぐ勝負できる。技術、メンタルでは大谷君(日本ハム)より持っているのでは」と絶賛した。もはや伝説と化している怪物・江川は公式戦29試合目の1973年、センバツ準々決勝(今治西戦)で20度目の2ケタ奪三振を達成した。駒大苫小牧・田中将大は45試合かかっている。達成数では横浜・松坂大輔(16度)やPL学園・桑田真澄(9度)をしのぎ、もはや甲子園のスターの資格は十分。投手通算の奪三振は、31試合で319個にまで伸ばした。
 ▽DeNA・高田GM「速い球、変化球、総合的に見て一級品。1位以外はないでしょう。高校生だからと言って、即戦力ではないことはない。マー君や藤浪など、力があれば1年目から出てくる」
 ▽ロッテ・永野チーフスカウト「1軍で投げることのできる投手です。どの球種でも空振りが取れ、ワンポイントなら、今すぐにだってできる。(昨年よりも)体も大きくなりましたね」
 ▽日本ハム・山田GM「三振は投手の一番の魅力。チェンジアップは去年になかった球で、いろんな面で成長し、完成している投手。(まだプロか、大学かなど進路を決断していないが)学歴を捨ててプロを目指す選手でなければ、うちは指名しません
 本調子にはほど遠かった。速球は序盤に145キロをマークしたものの、中盤から130キロ台に球速ダウンした。先週は宮崎に遠征したばかりで、その旅疲れが出たのか、コンディションがよくないように見えた。「変化球の腕の振りはいいのだが、きょうはストレートが伸びてなかったね」と巨人・山下スカウト部長。今月末は熊本、来月は福岡と、いずれも九州への招待試合が続く。松井目当ての招待なのに投げないわけにはいかない。そこがつらいところだ。(中日スポーツ)
 初めて視察したDeNAの高田GMは「今日がどうこうじゃなく、球も速いし制球もよく、いい変化球を持っている。現時点で彼が一番いい投手なのは間違いない」と太鼓判だ。この日、一番乗りのスカウトはなんと朝4時に球場到着。阪神は佐野統括スカウトら6人、ロッテは7人態勢と、まだまだ過熱しそうな“松井狂騒曲”。(デイリースポーツ)
 ブレーブスの大屋博行国際スカウトは「技術、引き出しは大谷投手よりも持っている。大谷投手は負けてしまうことがあったけど、彼は勝てる投手」と評した。昨年、メジャー挑戦を目指した日本ハムの二刀流ルーキーを引き合いに出して絶賛した。松井を初めて生観戦したDeNAの高田繁GMは「(指名するなら)1位以外はない。うちは一番いい選手を獲りにいく」と今秋ドラフトで1位指名する可能性を示唆した。(スポニチ)
 日本ハムの山田正雄GMは「今から見極めていくが、1位候補。(凄いのは)変化球ですよ、あの変化球。コースに決まったらプロでも打てない」と絶賛。中日の中田宗男スカウト部長も「切れ、球威がある。あんなに腕の振れる投手はいない。(指名するなら)上位というか1位間違いない」とうならせた。(スポニチ)
 この日は全球団の関係者(最多はロッテの7人)が視察に訪れ、3失点の内容にも評価は変わらなかった。日本ハムの山田正雄GMは「暑さもあって、疲れや体の重さがあってもおかしくない。それでも三振が取れる、という一番の魅力を見せた。高校生では一番の選手ですよ」。DeNA・高田繁GMも「球は速いし、いい変化球もある。上位も上位。阪神の藤浪君(大阪桐蔭高)のように、高校生で即戦力ということ。横浜出身とかではなく、一番だと評価していく」と賛辞を贈った。(SANSPO)

   13春関東       回数 被安 奪三 四死 失点
   2回戦:花咲徳栄 先  12  6  18  2  3

 ■ 桐光・松井に異例の注目度 パドレスは複数態勢で視察(スポニチ) 13/5/18

 第65回春季高校野球関東大会は18日、栃木・宇都宮清原球場などで開幕する。今秋ドラフトの注目左腕、桐光学園(神奈川)の松井裕樹投手(3年)は、19日の花咲徳栄(埼玉)との2回戦から登場。プロ12球団が注目する中で、大リーグ、パドレスのスカウトも複数態勢で視察することが分かった。春の段階で米国から駆けつけるのは異例だが、プロ野球関係者は「メジャーも興味深く見守っている」と話した。宇都宮清原での練習を終えた松井は、卒業後の進路について「高いレベルで野球を続けたいという確認は(野呂雅之監督と)した。まずは全国優勝。また(夏の)甲子園が終わってから相談したい」。その上でプロ、大学、社会人、大リーグという全ての選択肢があるのかと問われ「はい」と答えた。昨年末から桐光学園グラウンドの一塁ベンチに「世界一の左腕になる」という目標を張り出しており、大リーグは最終目標でもある。春の県大会は5試合で32回を投げ58奪三振。怪物左腕の周囲は夏の甲子園を前にヒートアップする。

 ■ 桐光・松井 5回で12K 竜スカウトもホレた(中日スポーツ) 13/5/4

 桐光学園の松井裕樹投手(3年)が、関東大会出場を決めた。春季神奈川県大会第7日は3日、保土ケ谷球場で準決勝を行い、桐光学園は11-1の5回コールドで日大藤沢に圧勝。松井は満員札止めとなる1万5000人の前で12三振を奪う快投、打っても3安打4打点と活躍した。進化する怪物が、この日に見せたのは「修正力」だった。1回、勝負球の直球を狙い打たれ、いきなり1失点。ネット裏のファンに、きょうの松井は…と思わせたが、ここからがさすが。スライダーを軸に変えて、日大藤沢をなで切り。「真っすぐのキレがよくなかったので、スライダーに切り替えて修正できたのは成長かなと思う」。土、日曜日の試合に合わせて月曜日は完全オフにしていたが、ゴールデンウイークのため中4日で試合。直球に伸びがなかったのは、調整法を変えたのも影響。松井は「体が思ったより使えていなかった」と振り返り、受けた鈴木は「ちょっと疲れが出ていた」と見た。それでも「黙って見ていたら、バッテリーで修正した」と野呂雅之監督。悪いなりに投げ切れたのは逆に収穫だ。これで今春の公式戦は5試合32イニングで58奪三振。9イニングあたりの三振数を表す奪三振率は16・3と驚異的だ。プロ志望届を出せば、今秋ドラフトでの1位指名競合は必至。中日も最大限の興味を示し、昨夏以来の視察となった中田宗男スカウト部長は「カウントを取るボール、振らせるボールと意のままに投げている100%、ドラフト1位で消える」と絶賛。石井昭男チーフスカウトは、工藤公康になぞらえ「工藤はカーブ、松井はスライダーの違いはあるが、高校段階での完成度としては松井の方が上」と断言した。6番打者としても大活躍。1回は同点とした直後に勝ち越し二塁打、4回にも右前タイムリー、5回には右犠飛でコールドとなる11点目をもぎとって、ゲームを締めくくった。もっと見たいファンもいただろうが、松井は関東大会に目を向けた。「レベルの高い学校の中で、自分の力を試すいい機会」。本当の勝負は夏。さらに進化した怪物が、神奈川を熱くする。
 視察した阪神、中日、巨人ソフトバンクのスカウトにあらためて実力をアピールした。圧巻の内容にスカウト陣もうなった。昨夏甲子園以来の視察だった阪神・佐野統括スカウトは「直球と変化球で腕の振りが変わらないのが素晴らしい。(1位指名の)12人で消える?それはそうでしょう」と絶賛した。野呂雅之監督(51)は「スライダーの手元のキレは昨年より上がっている」と証言する。(デイリースポーツ)
 公式戦30試合目で通算301奪三振をマーク。横浜の松坂大輔(現インディアンス)、駒大苫小牧・田中将大(現楽天)を上回るハイペースでの達成となった。(スポーツ報知)

   13春         回数 被安 奪三 四死 自責
   3回戦:湘南学院     2  0  6  0  0 143㌔
   4回戦:横 浜 高 先   9  5  13  2  0 145㌔
   準々決:横浜隼人 先   7  6  12  0  1 147㌔
   準決勝:日大藤沢 先   5  3  12  1  1 145㌔    
               23  14  43  3  2 防0.78
           被安打率5.48 奪三振率16.83 四死球率1.17

 ■ 桐光・松井 チェンジアップ5K 激戦区神奈川大会勝ち抜く進化(スポニチ) 13/4/29

 桐光学園・松井裕樹投手(3年)が28日、神奈川大会の準々決勝・横浜隼人戦で7回を6安打1失点、12奪三振の快投でコールド勝ち。この日はチェンジアップで5奪三振をマークし、視察に訪れたプロ6球団の前で進化した姿を見せた。105球目、最後もチェンジアップだ。7回コールド勝ち。松井は125キロで空振り三振に仕留めると、納得の表情を浮かべた。「精度が良くなっている。(チェンジアップを)磨いて上の打者にも使えるようになりたい。勝負どころでは三振を狙っていく」。一級品の変化球があるのに、なぜ新球に取り組むのか。全国制覇を成し遂げるためだ。200校近くがひしめく激戦区・神奈川で、夏の大会を勝ち抜くことは簡単でない。野呂雅之監督から「昨年と同じことをやっていても抑えられない」と言われた。そこで冬の間に「苦しいカウントで直球を狙われても緩急をつけて打ち取れる」とチェンジアップに磨きをかけた。親指と人さし指でサークルの形をつくり、独学で習得した。140キロ台の直球と120キロ台のチェンジアップで奥行きを駆使すれば、打者を幻惑できる。スライダーに頼らずカウントも整えられる。巨人の山下哲治スカウト部長も「右打者に有効。投球の幅が広くなった」と評した。6回の打席で右腕に死球を受けた。その裏の1死一、二塁のマウンドでは一塁へのゴロ(記録は右前打)を守備陣がはじき、今大会26イニング目にして初失点を喫したが「緊迫した場面でなかったので、ここで取られておいてよかった」と余裕だ。自己最速タイの147キロも計測。緩急を手に入れた怪物がまたひとつ進化を遂げた。
 ▼広島・苑田聡彦スカウト統括部長 下半身がしっかりしてバランスがいい。直球も変化球もフォームが同じなので、打者は打ちづらいと思う。
 ▼西武・鈴木葉留彦球団本部長兼編成部長 (1メートル74と)小さくても体が強い。腕の振りが一級品なのは間違いない。角度のある直球と変化球は工藤公康に似ている
 今春は地区予選も含む公式戦4試合の登板で27回46K。奪三振率は驚異の15・33を誇る。西武の鈴木球団本部長は「体格的には工藤(公康氏)のイメージ。工藤は1年目から投げたけど、そのぐらいのレベルにある」と即戦力の評価をした。(デイリースポーツ)
 広島・苑田スカウト部長は「腕の振りがいいから、真っすぐもスライダーもいい。カーブは工藤(元西武など)みたいに一級品で、プロでもそう投げていない」と絶賛した。敗れた横浜隼人・水谷監督も「これ以上進化したら、とんでもないことになる」と完敗の弁だった。
 ▼巨人・山下スカウト部長の話 「三振を取るためのスピード、コントロール、変化球の切れ、全部を持っている。高校生では手も足も出ないでしょう」
 ▼西武・鈴木球団本部長の話 「腕の振りがすばらしい。今の段階で(1位の)12人に入るのは間違いない」
 ▼中日・石井チーフスカウトの話 「テークバックの時に右手の位置が高すぎないから、チェンジアップがいいところに決まる。いいね」(SANSPO)
 ▼巨人山下スカウト部長 スライダーのキレは高校生離れしている。チェンジアップやカーブといった変化球をもっと使いこなせたらまず打てない。夏はもっとすごくなるんじゃないかな。
 ▼広島苑田スカウト統括部長 真っすぐとカーブの腕の振りが一緒。140キロ中盤でも打者はもっと速く感じるよ。左であれだけの投手はなかなかいない。
 ▼西武鈴木球団本部長 全てにおいて一級品なのは間違いない。カーブの落差の大きさは工藤公康に似ているね。あれだけ三振も取れて、小さくても角度のある球を投げられるところなんかも。怖さを感じる投手だよ。(日刊スポーツ)

 ■ 日本ハムGM絶賛!桐光・松井 横浜を13K完封(スポニチ) 13/4/22

 桐光学園の松井裕樹投手が21日、春季高校野球神奈川大会の4回戦・横浜戦で快投を演じた。2回まで6連続三振を奪い前日の湘南学院戦から「12連続奪三振」。甲子園で春夏通算5度の優勝を誇る強豪校から13三振を奪い完封した。「序盤から直球が走っていて最後は楽しみながら投げた。8割で投げてもバッターを押し込める。三振を意識して、その通りになって良かった」 。午前10時開始予定の試合は、雨のため4時間遅れて始まった。気温も7度と悪条件が重なったが、5安打13奪三振で強豪・横浜をあっさり完封13三振のうち10三振を直球で奪うなど、力で圧倒した。直球勝負を指示したという野呂雅之監督も「試合を通じて切れが良かった。毎日見ている者としても良いと感じた」とうなずいた。前日は1球も投げなかった伝家の宝刀・スライダーもついに解禁した。2回。07年の高校生ドラフト1巡目で阪神に入団した高浜(現ロッテ)の弟で、1年夏から4番を務める祐仁に投じた3球目だ。内角に鋭く食い込んだスライダーが、空振り後、なんと右足を直撃した。高校通算15本塁打の右の長距離砲を手玉に取り「いい打者なので抑えられて良かった」と自信を深めた。日本ハム・山田正雄GMは、松井の長所に「変化球の独特な曲がり」を挙げる。「直球もいいけれど、変化球が素晴らしい。決め球のスライダーが、いいところから曲がる」。松井のスライダーは打者の手元でボールゾーンに曲がる。だから、打者は打ちにいってもボールが当たらないという。「(曲がり方は)杉内、石川、うちの武田勝らと似ている。練習すればできるようになるものでなく(生まれつき)持っているものかもしれない」とその潜在能力を高く評価した。昨夏に続き桐光学園に敗れた横浜の名将、渡辺元智監督は「直球にタイミングが合わなかった。切れが出ている」と怪物左腕の成長ぶりに舌を巻いた。昨夏の甲子園以降、公式戦での奪三振率は驚異の15・40。「目標は全国制覇。レベルアップしていきたい」。センバツ出場は逃したが、今夏は再び聖地に戻る。その強い意志を感じさせる圧巻の投球だった。
 ▼巨人・長谷川国利スカウト 球に力があるし、切れもある。これだけグラウンドの悪い中でやってるんだからたいしたものですよ。(ドラフト候補の中でも)上位です。
 ▼阪神・北村照文スカウト 直球に馬力がある。直球があるから変化球が生きる。素晴らしい。(能力は)トップクラスです。
 ▼阪神北村スカウト 全ての球が一級品。スライダーのキレも直球も。今日は145キロだけど、球速以上に速く感じる。プロも打つのが難しいんじゃないかな
 ▼巨人長谷川スカウト 真っすぐで押していたね。ボールに力がある。(今年のドラフトで)上位ですよ。 (日刊スポーツ)
 脱帽の横浜・渡辺監督 松坂と右と左の違いはあるけれど味がある。あのくらいの能力はある高校時の杉内とスライダーは同じくらいだね。真っすぐは杉内よりキレがある。 (日刊スポーツ)
 阪神・北村スカウトは「プロでも気になる立ち上がりを6者連続三振。そして横浜を完封。これじゃ、モンスターっていわれるでしょ」とうなった。 (SANSPO)

 ■ 桐光・松井6連続K!6球団から熱視線(デイリースポーツ) 13/4/21

 今秋ドラフトの目玉、桐光学園・松井裕樹投手(3年)が、圧巻の6連続奪三振で県大会初登板を飾った。六回からの2イニングで打者6人全員を三振斬り。上々の内容に「調子がよかった。監督から『自分のいい形を出そう』と言われていた。三振も取れてよかった」と満足げに笑った。昨秋からの進化は直球に表れた。この日は全26球のうち8割以上を占め、最速143キロながらバットに当てられたのは1球だけ。決め球のスライダーなしで圧倒した。捕手の鈴木は「縦にきれいに回転している感じになった」と証言。6球団が視察したスカウトも「低めの直球が全然垂れなくなった」(巨人・長谷川スカウト)と評価した。球数を減らすテーマもクリアし「意識してきた結果が出ているのでは」と納得顔。21日の4回戦は横浜との対決。昨夏県大会準々決勝の再戦に臨む。
 オフに体重が2キロ増えた左腕は、“宝刀”のスライダーを封印。それでも、最速143キロの真っすぐとカーブ、チェンジアップを投げ、バットに当てられたのは、ファウルの1球だけだった。「スピードそのものは変わらなくても制球と威力が増している」とロッテ・井辺スカウトも絶賛した。(SANSPO)

 ■ 桐光学園、松井温存も8回コールド勝ち(スポーツ報知) 13/4/15

 今秋のドラフト1位候補・松井裕樹投手(3年・桐光学園)は登板せず、8回コールドで県大会初戦を突破した。阪神ロッテなど6球団のスカウトにとっては肩すかしとなったが、野呂雅之監督(51)は「実戦では、すべて先発完投というわけにはいかない。(先発、中継ぎ、抑えなど)何でもできないとダメですから」と説明。夏の全国制覇へ向けて、エースの起用法を模索していた。

 ■ 桐光学園・松井、今季初公式戦で2安打完封15K(スポーツ報知) 13/3/24

 桐光学園・松井裕樹投手が23日、川崎市内の同校グラウンドで行われた高校野球春季神奈川県大会の地区予選、川崎工科戦に先発し9回2安打完封、15奪三振の快投。今季初の公式戦に4―0で勝利した。1回に3者連続Kでリズムを作り、一方で味方の攻撃が併殺に終わった直後の7回は、わずか9球でチェンジ。「公式戦を楽しむことができました。初回だけは良い形にしようと三振を意識しました」と充実した表情だ。流れを渡さない投球術に、野呂雅之監督(51)も「非の打ちどころがなかった」と舌を巻く。「いい状態で4月を迎えたい」。熱戦が続く甲子園は夏までお預けだが、左腕のスタートは力強かった。

2年時

 ■ 13Kで0封!最速146キロで8回までノーヒッター(スポーツ報知) 13/3/21

 桐光学園(神奈川)の松井裕樹投手が20日、川崎市内の同校グラウンドで静岡との練習試合に先発し、8回終了までノーヒットを続け、9回1安打無失点、13奪三振の快投を見せた。直球、スライダー、カーブが投げる度にさえ渡る。この日の最速は、自己記録にあと1キロに迫る146キロ。ドラフト1位候補左腕は今季“初完封”を「投げていて楽しかった」と笑顔で振り返った。9回無死から中前にポテンヒット。ノーヒッターは惜しくも崩れたが、関係者やファンが占拠したスタンドは練習試合と思えない熱気に包まれていた。初回、先頭打者に四球を与えたが、そこからがすごい。3者連続三振で乗り切ると、最大4者連続を含め13Kと圧巻の投球だ。これだけの奪三振ショーなのに、9回で球数が104球は驚異的だといえる。「課題は緩いカーブでカウントを稼ぐこと。今日は投手有利のカウントを作って球数を少なくできました」とうなずいた。夏の甲子園に向けてのテーマは制球とスタミナ。授業の合間におにぎりをパクつき、体重は2キロ増の75キロ。ウエートトレーニングと走り込みの成果で、体のキレを失わなかった。日本ハム、阪神など4球団のスカウト陣も驚くしかない。相手はセンバツこそ逃したが、昨秋の静岡県王者。阪神・菊池スカウトは「すごい。縦にあれだけ割れるカーブ投げたら打たれないよね…」とため息交じり。野呂雅之監督(51)も「甲子園に行ってもおかしくないチームにあそこまで投げることができた。スピード以上にキレを感じた」と絶賛した。

 ■ 桐光学園・松井、3回5K(スポーツ報知) 13/3/11

 桐光学園・松井裕樹投手(新3年)が10日、春日部共栄との練習試合で今季初先発。阪神ソフトバンクなど6球団12人のスカウトの前で3回5奪三振の快投を見せた。初回、立ち上がりから2者連続3球三振で、3者連続K。最速142キロの直球にスライダー、カーブ、チェンジアップと変化球も交えた。2回1死からソロ本塁打を浴びるなど2安打1失点だったが、左腕は「感触のいいボールもあったので、この投球を続けていきたいです」と納得の表情を浮かべていた。
 最速143キロの直球を武器に3回2安打1失点で5奪三振。昨夏の甲子園で1試合22奪三振をマークしたドクターKぶりは健在だ。チームは1-4で敗れたが、「いいフォームをしているし、今後も楽しみ」と楽天・早川アドバイザー。視察した6球団計12人のスカウトの高評価は変わらなかった。(SANSPO)

 ■ 巨人ドラ1候補の桐光・松井にスカウト4球団(スポーツ報知) 13/3/10

 巨人が今秋ドラフト1位候補にリストアップしている桐光学園・松井裕樹投手が9日、同校で聖望学園との練習試合に登板。1イニングを無安打無失点に抑えた。気合の3ミリカットの頭で登場した松井が臨んだ、今年初の対外試合は、昨年の岐阜国体以来だった。テレビ局も取材に訪れ、50人を超える観衆が左腕に見入った。1点を追う9回。1死から四球で走者を出したが、3つのアウトは全て初球の凡打。全8球を直球で通した。三振は、まだいらない。「自分のボールに対する打者の反応が見たかった。いい感じです。変化球? まずは、いい真っすぐが投げられるようになってからですね」。最速138キロとはいえ、8回まで15安打12点と猛打だった相手打線を0封。その裏に逆転サヨナラ2ランが飛び出し、幸先いい“今季初勝利”もついてきた。「夏の大会は全部、自分が投げるつもり。制球をつけて球数を少なくしたい。そういう意味では冬の成果が出ましたね」。トレーニングを重ね、体重は2キロ増の75キロ。この日は封印した宝刀スライダーも、徐々に投げていくつもりだ。
 巨人ヤクルトDeNA日本ハムの4球団計8人のスカウトが視察。松井は13-12の勝利に「きょうはまっすぐだけ。勝ててよかった」と笑顔を見せた。異例の3人体制を敷いたヤクルト・鳥原公二チースカウト(58)は、「高校生NO・1。球団社長からも“獲得を検討してくれ”といわれている」と1位指名候補であることを改めて明かした。(SANSPO)

 ■ 松井が告白「小さい頃は巨人ファン」ドラ1候補に「うれしい」(スポーツ報知) 13/1/11

 桐光学園のドクターK・松井裕樹投手(2年)が10日、神奈川・川崎市内の同校グラウンドで練習を公開した。松井は率直な思いを口にした。「小さい頃は巨人ファン。高橋由伸さんが好きでした」。昨年10月の岐阜国体以来、3か月ぶりに報道陣の前で口を開き、G党だったことを明かした。その巨人が9日のスカウト会議で今秋ドラフトの1位候補にリストアップした。「プロの方に評価をしてもらえることはうれしい。そのプレッシャーを力に変えていけるように頑張りたい」と、表情を引き締めた。この日の練習公開にはテレビカメラ2台、約20人の報道陣が詰めかけるなか、キャッチボールや投内連係など約3時間、汗を流した。昨年12月から本格的な投球は行っていないが、グラウンドから教室に移動して行われた取材では「国体の後は平日は走り込み中心。夏を投げ切るスタミナをつけたい」と冷静に分析。夏までの体力強化を課題として挙げた。冬の目標として、練習場のベンチに張り出した紙に、松井はこう記した。「世界一の左腕になる」。昨夏の甲子園では1試合22三振を奪うなど、4試合で歴代3位の68奪三振を記録したが、ベスト8止まり。昨秋の県大会でも準々決勝で敗退し、今春のセンバツ出場を逃した。「もう誰にも負けたくないという気持ちで書いた」。誰よりも負けず嫌いだからこそ、誰にも負けることのない「世界一」という究極の目標を記し、自らを追い込む覚悟を示した。卒業後の進路は現時点では未定。「今はまだ全然、考えていない」と、プロ入りと大学進学という両方の選択肢があると明かした。それでも「今はこのチームで全国優勝して笑って終わりたい」。最後の夏で頂点を目指す怪物左腕の1年が幕を開けた。

 ■ 「最終的には」プロも(日刊スポーツ) 13/1/7

 プロか進学か。今年ドラフト戦線でもっとも注目されるのは、桐光学園・松井の進路だろう。昨夏の甲子園で1試合22奪三振の新記録を樹立。驚異の公式戦12試合連続2ケタ三振など、言わずと知れた「ドクターK」は、スカウト陣に「来年の目玉」と言わしめた。だが話は簡単ではない。県内屈指の進学校。過去にもドラフト候補はいたが、高卒で直接プロ入りした選手はいない松井も進路について、「まだ何も考えてないですけど」と前置きした上で「今の自分じゃ全然(プロで)通用しない」と話しており、東京6大学など大学で腕を磨く道もある。だがその一方で「最終的には(行きたい)」とプロ志向も認める。野呂雅之監督は「また結果を出して、秀でた能力が評価されれば、プロも選択肢の1つになると思う」と可能性を口にした。貴重な左腕ということもあり、同校初の高卒プロ誕生なら争奪戦は必至だ。

 ■ 桐光学園“松井詣で”に阪神など7球団(デイリースポーツ) 13/1/6

 昨夏甲子園8強の桐光学園が5日、神奈川県川崎市内の同校で今年の初練習を行った。今秋ドラフト1位候補の22K左腕・松井裕樹投手(2年)の始動に、阪神を含む7球団8人のスカウトがあいさつに訪れた。高校生の練習始めでは異例の視察球団数は、高評価の表れ。ヤクルトは担当の斉藤スカウトに加えて鳥原チーフスカウトも足を運んだ。「今年は彼かな。一番楽しみな選手」と同チーフ。阪神の北村スカウトは「『練習試合からずっと見させてもらいます』と、監督にはお伝えしました」と熱意を口にした。チームでは、先月下旬の強化合宿前に全員が冬の目標を設定。松井はフィールディングなどのほかに「世界一の左腕になる」と記した。野呂雅之監督(51)は「なかなか書けない言葉で、おもしろい発想。大きな目標を持つのはいいこと」と笑みを浮かべた。この日は、ランニングやキャッチボールなど約5時間のメニュー。松井の取材対応はなかったが、野呂監督は「悪くなかった」と、動きに及第点をつけた。
 5日、川崎市内の同校で初練習を行い、巨人ヤクルト広島阪神西武ソフトバンク楽天の7球団8人のスカウトが集まった。1位候補に挙げるヤクルトは2人態勢で視察。鳥原チーフスカウトは「真っすぐとスライダーですね。あれだけ三振が取れて、空振りも奪える」と評した。(日刊スポーツ)
 ヤクルトは、鳥原公二チーフスカウト(58)、斉藤宜之スカウト(36)が2人態勢で視察に訪れた。「打者がスライダーとわかっていても三振が取れる。過去にも“これで2年生か”とビックリした高校生はいるが、最も驚かされた素材です。センバツには出ないが、その間に(松井が登板する)練習試合があれば、担当は甲子園を離れても見ないといけないという腹づもりでいきます」。鳥原氏は松井獲得のために、担当の斉藤スカウトを密着させる意向を明かした。松井を熱望する理由に「ウチに今、足りないのはお客さん」と高校出の生え抜きのスター獲得を挙げた。ヤクルトは昨季、ホームゲーム平均の観客数は1万8371人にとどまり、前年比1・9%減。最速147キロの直球と落差の大きなスライダーで三振を奪う松井なら、集客力回復の切り札になる。対する巨人はこの日も長谷川国利スカウト(50)が「松井君は中学生のときから知っている。腕がよく振れて、球種が分かっていても三振がとれる。上位候補と評価しています」と絶賛。「新・ドクターK」をめぐる争奪戦は、新春早々ヒートアップの気配だ。(SANSPO)

 ■ 22Kの桐光・松井きっぱり「国内一本」(SANSPO) 13/1/4

 ことしのドラフト会議で上位指名が有力な“新・ドクターK”こと神奈川・桐光学園の松井裕樹投手(2年)が進路先を国内一本に絞っていることが3日、明らかになった。松井は横浜市青葉区で行われた出身チーム・青葉緑東リトルシニア(神奈川)の練習始めに参加。今年の第一目標を夏の甲子園優勝に置き、進路先を国内のプロ&社会人とする意向を示した。恩師である中丸敬治監督に今年の目標を聞かれると、松井はきっぱりと答えた。「夏の甲子園優勝ですッ!!」。同監督はさらに間髪入れずに今秋の“進路目標”まで踏み込んだ。「(決定は)まだですッ!!」。だが、アメリカじゃないよな? の問いに首を大きく縦に振り、英語は? と聞かれると首を強く横に振って応じた。昨夏の甲子園で1試合22奪三振の記録を作り、3戦目まで好投したが、準々決勝の光星学院戦で阪神のドラフト2位・北條らに痛打された。自身の課題が体力強化なのは十分に承知している。松井は具体的な進路は未定ながら同監督の『将来設計』の説明に大きくうなずき、日本でのレベルアップの必要性に納得した表情を浮かべた。中学生でリトルシニア日本選手権優勝。昨夏の活躍があまりに鮮烈だが、秋の神奈川県大会準々決勝で敗れ、今春のセンバツ出場を逃した。それだけに、最後の全国制覇のチャンスとなる夏の甲子園へのこだわりは強い。国内一本といえども大学という選択肢はなく、あくまで社会人かプロ希望。ただ、そのどちらかの決定は時期尚早で、具体的な進路決定が夏以降になるのは当然だ。正月を“古巣”で過ごし気分もリフレッシュ。新・ドクターKがその左腕を夏に向けて磨き上げる。

 ■ 来秋の目玉!桐光・松井にTG熱視線(デイリースポーツ) 12/11/18

 今夏甲子園で1試合22奪三振の新記録を樹立した桐光学園・松井裕樹投手(2年)が17日、神奈川県川崎市の同校グラウンドで行われた東海大相模との練習試合に先発。来秋ドラフト目玉候補の登板を阪神と巨人のスカウトが視察した。小雨が降る天候の中で、3回3安打1失点5奪三振。“宝刀”スライダーではなく、フォークを決め球に選ぶ場面もあり、けん制やクイックなども含めた課題を意識しながら、まずまずの投球。降板後は左翼守備にも就いた。阪神の菊地スカウトは「久々に見たけど、順調に成長している印象」とコメントした。学校側の意向で松井は取材対応しなかったが、野呂雅之監督(51)は「課題だけは着実にやらないと。今年と同じじゃいけない」と取り組みを説明。来夏を見据えたスケールアップを左腕に厳命した。

 ■ 米スカウトも桐光学園・松井に興味津々(デイリースポーツ) 12/9/3

 甲子園で奪三振記録を作った桐光学園・松井のうわさは海を越えていたタイガースのケビン・フッカー・スカウトは「日本チームに、左腕で22三振を奪った投手は入っていないのか?」と報道陣に質問。選抜されていないことを聞くと、「2年生なのか?来年、日本代表チームが組まれれば選抜されるかもね」と早くも期待していた。

 ■ 桐光学園・松井、号泣 土持ち帰らず「来年こそ日本一」(スポーツ報知) 12/8/20

 甲子園の新ドクターKが、鮮烈な記録を残して聖地を去った。桐光学園(神奈川)の松井裕樹(2年)は、光星学院(青森)との準々決勝に先発。2季連続準優勝の強力打線から毎回&全員の15三振を奪ったが、両軍無得点の8回に3失点し惜敗。春夏通じて初の4強入りを逃した。それでも、4試合連続2ケタKで歴代左腕最多(史上3位)となる68Kを記録。1試合平均17奪三振をマークした怪物左腕は、来年の日本一を誓った。力も涙も出し尽くした。ネクストバッターズサークルで、松井は無情にもゲームセットを聞いた。ヘルメット姿で整列すると、感情が抑えきれなくなった。「3年生に申し訳ない…」。打撃用手袋でぬぐっても、ぬぐっても涙は止まらなかった。3万9000大観衆から、計577球で68Kを奪った今大会の主役に、万雷の拍手が降り注いだ。背番号1は「気力で投げた」と強気の奪三振ショー。圧巻は初回1死二塁のピンチだ。「三振を取ってみたい」と話していた田村を内角スライダー、北條を内角直球で空振りさせ、3者連続三振で一気に波に乗った。ただ、終盤に力尽きた。6回まで最速143キロで1安打、11Kと好投したが、球数が110を超えた8回2死一、三塁で田村に内角直球を打たれ均衡を破られると、続く一、二塁で北條には「三振を取りに行った」外角低めのスライダーを痛打され2点打を浴び、計3失点。全国屈指の強力打線を相手に154球で6安打、15K、3失点完投。毎回&全員奪三振は史上7人目の快挙ながら、敗戦投手となったのは初めてだ。「悔しい…。実力が足りなかった。相手打線の振りが鋭かったです」。試合後のお立ち台でも号泣した。174センチ、74キロの体は限界だった。142球を投げた前日から猛暑の中での2連投。前日の試合後、40分間、酸素カプセルに入り、疲労回復。この日の試合前には沖縄の塩と黒糖を摂取したが、「体が重くて腕が振れなかった」。従来と違って味方の攻撃中、キャッチボールはせず休養を優先した。今大会からグラブを新調した。あこがれる巨人・杉内俊哉投手と同じローリングス社製の黒いグラブ。内側に「覇王の色の覇気」と書いた。愛読書の人気漫画「ONE PIECE」の主人公・海賊ルフィが操る、王になる資質を持った者しか使えない奥義の名前だ。「甲子園で野球を楽しめた。大観衆に負けない精神力がついた」。土は持ち帰らなかった。147キロ左腕は「これで終わりじゃない。連投できる体力をつけて、どこにも負けないチームを作りたい。甲子園で優勝します」と力強く宣言。来年こそ、日本一。今夏は、球史に残る“覇王”への序章に過ぎない。
 桐光学園(神奈川)松井裕樹投手(2年)が歴代3位、左腕では1位の68三振を奪って甲子園を去った。初戦の今治西戦で大会記録を3個更新する22奪三振。2回戦の常総学院戦でも19個。3回戦の浦添商戦でも12個を奪った。そして強力打線の光星学院からは毎回の15奪三振。4試合36イニングで68奪三振。奪三振率17・00をマークした。大会記録は83個(6試合=62イニング)の板東英二(徳島商)。2位は斎藤佑樹(早実)の78個(7試合=69イニング)で松井は歴代3位。辻内崇伸(大阪桐蔭)の65個を抜いて左腕ではトップとなった。(日刊スポーツ)
 徳島商時代の1958年大会で6試合83奪三振をマークし、夏の甲子園1大会奪三振数の記録を持つ板東英二氏は「最近見たピッチャーでは、ずば抜けている」と松井を絶賛。「あれだけのスピードボールに鋭く落ちる球があれば、高校生はちょっと打てない」と話し、「プロでも1巡なら抑えられると思う。つぶさないように(指導者は)大事にゆっくり育ててほしい」とまだ2年生の松井の将来性に期待した。(スポニチ)

     今治 常総 浦添 光星 合計   試合 先発 完投 球数 奪三 奪三率 
  直 球: 7  7  5  6  25  県: 6  4  4 713  68 13.21
  変化球: 15  12  7  9  43  甲: 4  4  4 577  68 17.00
  合 計: 22  19  12  15  68  合: 10  8  8 1290 136 14.87
  ※変化球別(スライダー37、カーブ4、フォーク1、チェンジアップ1)

 ■ 桐光学園・松井、3戦53K!工藤の再来だ(スポーツ報知) 12/8/20

 桐光学園の147キロ左腕・松井裕樹(2年)が、浦添商戦で12三振を奪って4安打1失点完投。春夏通じて初の8強に導いた。変幻自在のギアチェンジで試合を支配した。完封が頭をよぎった8回だ。松井はフルカウントから、7番・照屋光に外角高めのスライダーを左翼席へ運ばれた。甲子園初被弾。2年生エースの闘志に火が付いた。「ギアを入れ替えた。120%のフルパワー。悔しい気持ちをぶつけた」。怒りの奪三振ショーが開演した。4万6000大観衆のボルテージもヒートアップした。続く8、9番をこの日最速タイ145キロの高めの直球で連続三振。さらに1番には、うなりを上げる速球を3球続けて空振り三振。9回も3三振で12K。史上14人目となる初戦からの3戦連続2ケタ奪三振。3戦53Kは史上2位となった。2回まで三振を奪えず、初戦からの連続イニング奪三振は「18」で途切れた。「低めのボールになるスライダーに手を出してくれない。手ごわいな」と中盤、新ギアにシフトした。今春、習得した130キロ台でシュート回転する「抜く直球」を公式戦で初めて使用。当てにくる相手を早いカウントで打たせて取った。投球テンポも速め、4回から7回は1人も走者を許さなかった。鋭くしなやかな腕の振りが、打者を空振りさせる最大の要因だ。小5、6年時に水泳を習っていた松井は「水泳で肩の関節が柔らかくなった。腕の振りにもつながってる」と話す。中学時代バッテリーを組んでいた鈴木航介捕手(2年)によると、両手のひらを重ねて垂直に伸ばすと「松井は両肩甲骨がくっつく」という。左肘を高い位置から振り下ろせ、球持ちも良い。直球、変化球とも打者の手元で伸び、変化する。幼い頃から巨人ファンだ。小5の松井少年は、ファンクラブ会報で当時ルーキーの辻内崇伸投手と対談した。大阪桐蔭で聖地を沸かせた左腕とキャッチボールもした。それから6年―。松井は1回戦で22三振を奪い、辻内の持っていた1試合最多奪三振記録(19K)を更新。「辻内君も1軍に上がったし、何かご縁がありますね」と父・良友さん(54)。夏の甲子園の主役の座を受け継いだ。

 ■ 桐光学園 3回戦進出 松井 19Kも5失点(スポニチ) 12/8/16

 第94回全国高校野球選手権大会第8日は16日、甲子園球場で2回戦を行い、第2試合は桐光学園(神奈川)と常総学院(茨城)が対戦し、7―5で勝ち、3回戦へ進んだ。桐光学園の松井は毎回の19三振を奪ったが、8回に打ち込まれ計6安打で5点を失った。松井の前に5回まで10三振を喫した常総学院は6回、2番高島の左中間適時三塁打と暴投で2点を入れると、8回に足で揺さぶるなどして3本の長短打で3点を奪い、松井を追い詰めたが、無駄な失点に最後は泣いた。
 この日はストレート勝負が目立ち、最速は145キロをマークした。毎回の19三振を奪い、2試合計41三振となり、81年の名古屋電気(現、愛工大名電)の工藤公康投手(元西武)が記録した2試合37三振(延長戦を含む)を31年ぶりに抜き、74年の金属バット導入後では新記録となった。しかし、8回に足で揺さぶられると力み、3点を失うなど計5失点。3回戦以降に課題を残した。(スポニチ)
 「全然見えない」。1回戦でも対戦した今治西(愛媛)の各打者が「消える」と表現したスライダーに苦しめられ、さらにこの日解禁したチェンジアップにも手を焼いた。「あれくらい三振を取られるのは覚悟していた」と常総学院の佐々木監督。それでも「スライダーを落ちる前に打て」という指示が実り、6安打で5点を奪い、松井に意地を見せつけた。(スポニチ)
 松井は「(三振の数は)数えていないです」とケロリ。22奪三振を奪った前試合に次ぐ記録でも、「感動もないです」と言いのけ、大物の風格を漂わせた。求めるは記録よりチームの勝利。失点のきっかけとなった四球について反省し、「もっと上を目指すには内容を良くしていかないといけない。今日は全然良くなかった」。この試合からチェンジアップを解禁。しかし、「まだ(引き出しは)ある」と次戦への意欲を見せた。(スポニチ)
 実は運動神経が特別優れているわけではない50メートル走は7秒で、ベンチ入りメンバーで最も遅い。「逆立ちもできない。バレーボールのレシーブの構え方も、独特でおかしかった」と三塁手・中野(2年)は明かす。普段は仲間を盛り上げるムードメーカーだ。大会で大阪入りしてからは、練習後は宿舎近くの銭湯に先輩や後輩を誘って出掛け、リラックス。人気漫画「ワンピース」の話題で盛り上がる。遊撃手・武(1年)は「優しくて、いつも気にかけてくれる」と慕う。そんな普通の高校生が試合が始まると、豹変する。先輩にも遠慮がなくなり、「後逸すると『ちゃんと止めてくれよ』と叱られる」と捕手・宇川(3年)。奪三振記録を作った1回戦、マウンドの松井は相手校のアルプスから鳴り響く応援歌を口ずさんでいた。「自分の応援だと思って投げた」と、さらりと振り返った。負けん気の強さも人一倍だ。昨夏の神奈川大会決勝の横浜戦で先発したが、五回途中で降板。サヨナラ負けに号泣した。その後、完投する体力をつけようと、週3度は1日200球を投げ込んだ。独特のスライダーは、巨人・杉内の映像を繰り返し見て工夫した。三振を奪う秘訣を、「マウンドに立ったら自分が一番だと思うこと」と話す松井。オンとオフを切り替えるうまさが、大舞台での快投を支えている。(読売新聞)

 ■ 桐光・松井10連続含む22K!大会新連発(デイリースポーツ) 12/8/10

 桐光学園の2年生左腕、松井裕樹投手が大会記録を更新する毎回の22三振を奪い、今治西を2安打完封した。六回途中からは、こちらも大会新記録となる10連続奪三振もマーク。記録ずくめの快投だった。前人未到の偉業を成し遂げるマウンドで、松井は歌っていた。九回2死一塁。サインに首を振りながら、口元がせわしなく動く。「相手の応援を自分の応援だと思って、リズムをとっていました」。最後は115キロのカーブで空振り三振。1世紀近い聖地の歴史を動かす22個目のKマークを刻み込んだ。初回先頭から三回1死までのアウトはすべて三振。スカウトのスピードガンで最速146キロを記録した直球と落差の大きい“伝家の宝刀”スライダーのコンビネーションがさえ渡った。圧巻は六回1死一、三塁から。「ランナーが三塁だったので狙っていった」とギアを上げると、ここから九回2死までなんと10連続奪三振。全くペースは衰えず、最後は大きな拍手が銀傘にこだました。マウンドでは、強気で負けず嫌い。先輩捕手の宇川は「いつも元気。基本的には投げたいボールを投げさせる」と苦笑。3年時に全国優勝した中学時代は、変化球はカーブのみ。スライダーは、昨年6月からカウント球として使い始めたが「決め球にしたかった」と、改良を重ねて手に入れた。打撃でも五回に右越えへ豪快な3ラン。高校通算3本目のアーチにほぼ全力疾走し「こんな大観衆の中で打てて幸せ。一生懸命速く走りました」と、この時ばかりは16歳らしい笑顔を見せた。2つの大記録を試合後に知らされ「わからなかった。ちょっとできすぎです」と、淡々と振り返った。歴史に残る快投を見せても、慢心はみじんもない。「今日はうれしいけど、次からはそれに恥じないようにプレッシャーもかかる」と気を引き締めた。末恐ろしい2年生左腕が、衝撃の聖地デビューから一気に夏の主役に躍り出る。
 夏の甲子園94回の歴史で2つの奪三振記録を塗り替えた2年生左腕は、日米15球団のプロ野球関係者の目をくぎ付けにした。巨人・山下スカウト部長は「制球もテンポも良く、来年ドラフトの目玉になる。2年生だが、今年の3年生と合わせても上位候補のレベル」と舌を巻いた。評価されるのは腕の振りの良さと、タテ横2種類のスライダーとカーブのキレの良さだ。日本ハム・山田GMが「前評判通りの好投手。変化球が良く、杉内(巨人)タイプ」と例に出せば、DeNA・吉田編成スカウト部長は「下半身がしっかりしている遅いカーブもいいスタミナがあり、工藤(元西武)を思い出させる」と、一流プロの名を挙げた。スライダーはキレ味鋭く、曲がりも大きい。米大ブレーブス・大屋スカウトは「球にスピンがかかっているので、より速く見える。田中(楽天)のスライダーを左投手が投げたような感じ」と評価し、阪神・北村スカウトは「スライダーは素晴らしい。ストレートも速く、緩急が付けられる。今大会の左腕でナンバーワンになりそう」と絶賛した。2年生ながら三振の山を築いた怪物に、米大ツインズ・高橋スカウトは「縦のスライダーが面白い。体ができればもっと球が生きてくる」と将来性も評価。ヤクルト・鳥原チーフスカウトは「腕がとてもよく振れる。うちは最近、地元の関東から選手をとる方針になっている。来年は担当にしっかり見てもらいたい」と話した。(デイリースポーツ)
 巨人・山下哲治スカウト部長は「ストレートもいいし、スライダーの切れが凄い。来年はバリバリの1位候補。きょうのような投球なら、今年のドラフトでも1位だよ」と驚きながら高評価。球場表示では145キロが最速だったが、球団のスピードガンでは146キロを計測した。球界でも貴重な左投手とあって、評価は急上昇。ソフトバンク・永山勝スカウト部長は「タイプ的には杉内(巨人)かな。度胸もありそう」と話し、オリックス・長村裕之編成部長も「あのスライダーは高校生では打てない。順調に行けば来年の目玉」。一方、日本ハム・大渕隆スカウトは「今すぐに後ろで放らせてみたいと思わせる投手」と、クローザーとしての適性もあるとした。(スポニチ)
 ▼江川卓氏(元巨人、作新学院OB。73年センバツの60奪三振は今も大会記録)金属バットになって三振が取りづらくなっているのに凄いね。私は23三振(73年夏1回戦の柳川商戦)を取ったことがあるけど、延長15回での数字だから比べられない。とにかく楽しみな投手。次の試合が待ち遠しいね。
 ▼戸田善紀氏(元阪急、PL学園OB。63年センバツで1試合21奪三振)立派というか大したものです。心からおめでとうと言ってあげたい。当時の私は三振を狙いにいって21三振でした。安打は内野安打1本でしたが、春と夏とでは打者の状態も違いますから。当分、記録は破られないでしょうね
 ▼西武坂元(浦和学院OB。00年夏に1試合19奪三振)記録はいつか抜かれるものだと思っていました。(記録を)抜いた投手にはぜひ頑張ってもらいたい。
 ▼巨人辻内(大阪桐蔭OB。05年夏に1試合19奪三振)夏の甲子園で自分の力を発揮して付いてきた結果。27個のアウトのうち22個が三振というのは本当に凄い。自分の場合(19奪三振)はタイ記録だったので…。新しい記録が生まれたということで、松井君にはもっともっと伸びていってほしいです。(スポニチ)
 中学時代に日本一を経験した逸材だが、1年時は下半身が弱く、右足を一塁方向にインステップしないとバランスを取れなかった走り込みと20球1セットの試合を想定した計200球の投げ込み。ひと冬を越えた松井のステップは、本塁方向へ真っすぐに踏み出せるようになっていた。(スポニチ)

 ▼巨人山下スカウト部長 プロレベルでないと打てないほど変化球がキレている。来年はドラフトの目玉になる。今年でも欲しいぐらい
 ▼ロッテ井辺スカウト 素晴らしいね。これから追いかけていかないと
 ▼日本ハム山田GM スター候補生だね。杉内(巨人)の高校時代よりいい
 ▼広島苑田スカウト部長 まだ2年生だから立派。下半身が使えるから、体全体を使える。全力投球してもフォームが崩れない。直球もスライダーもカーブも同じ軌道で途中まで来るから、打者としては打ちづらい
 ▼ブレーブス大屋スカウト スピンが利いている。プロで飯を食っていける球(日刊スポーツ)
 中学時代、青葉緑東シニアで松井を指導した元巨人投手コーチの関本四十四氏(63)が「槙原(元巨人)を思い出す。投手をやるために生まれてきたようだ」と舌を巻く投手センスで“伝家の宝刀”を体得してみせた。あこがれの投手は巨人・杉内だ。「力みのないフォームと勝負どころで三振が取れるところが参考になります」。登板時の中継は必ず録画して何度も見直している。(スポーツ報知)
巨人・長谷川スカウト
 「中学時代から注目しているこれだけ腕が振れて、変化球が切れる左投手はなかなかいないストレートと変化球で腕の振りが変わらない。だから空振りが奪える」
中日・石井スカウト
 「力投派。間がいい。身長は高くないが、腕が振れているので、球に角度がある。直球と変化球の腕の振りが一緒で、打者はどちらがくるか分からない」
DeNA・吉田編成部長
 「大きいカーブもいいし、スライダーもよく腕が振れている。真っすぐとスライダーを同じように腕を振って投げられる。今後が楽しみ」
日本ハム・山田GM
 「あのカーブとスライダーは鋭い。高校生には打てない。タイプ的には杉内に似ているが、高校時代の杉内より上。杉内も高校の頃は真っすぐはこれほど速くなかった」
オリックス・古屋編成部国内グループ長
 「スライダーがコースを外れることなく、いい高さで落ちる。ベース板の上でストライクからボールになる。だから振ってしまう」(スポーツ報知)
 決め球のスライダーを捨てて、直球狙いがチームの方針だったが、中軸の4、5、6番で10打数10三振。4三振の4番・末広朋也が「まっすぐかと思って振りにいったら、ボールが消えていった」と驚けば、6番・東福拓朗も「高めのボール球かと思ったらワンバウンドだった」と目を丸くした。捕手の曽我部祥太は「自分だったらあのスライダーは捕れないと思う」。途中からバットを短く持ってコンパクトに振ったが、当たらない。「もう少しボールを見極められていれば」と百戦錬磨の指揮官。引き立て役に終わった悔しさを押し隠すように、何度も繰り返した。(スポーツ報知)

 10者連続奪三振、1試合22奪三振(直球7、変化球15、空振り16、見逃し6)は選抜記録も
 上回りますね。球数多めの力投型だけに、負担が掛かりすぎないようにはしたいところ。

 ■ 桐光学園・松井、15K!5年ぶり4度目の聖地(スポーツ報知) 12/7/30

 神奈川では桐光学園の来秋ドラフト上位候補左腕・松井裕樹(2年)が15奪三振の力投で4失点完投勝ち。“神奈川のドクターK”が全国最激戦区を制圧した。9回2死無走者、1ボール2ストライク。「最後は狙おう」。松井が投じた151球目だった。119キロカーブで空振りを奪うと、両腕を広げて高々と突き上げた。6試合、計713球を投げて190校の頂点に立った。準々決勝からの3連投で体は限界寸前だった。6回の打席では右足甲に死球を受け、ベンチで治療する場面も。「ここだけを目指してやってきたのでうれしい。初回から疲労がきて、勝ちたいという気持ちだけで投げた」。5回途中1失点降板した横浜との昨夏決勝の雪辱に、日焼けした顔がほころんだ。驚異的な奪三振ショーで観衆3万人を魅了した。4回を除く毎回の15奪三振。神奈川が1代表制となった1948年以降、決勝では最多記録だ。直球は大半が130キロ台も、変化球がさえた。11個を空振り、12個をスライダーで奪った。「ピンチでバットに当てさせるよりも、三振を狙った方がリスクは少ない」と背番号1は持論を披露した。決め球のスライダーは自己流で磨いた。昨年6月に「カウント球」として習得。投げ込みながら“超高校級の決め球”へと進化した。今夏に向けて週に3日間、「20球投げる→休憩する」を10度繰り返す、実戦仕様の投げ込みを行ってきた。昨夏から体重は6キロ増えて74キロとなり、制球が安定した。「肩のスタミナがついた。完投で勝ち取れて充実感がある」と胸を張った。最速147キロ左腕は、今大会先発した全4試合で2ケタKを演じた。計46回1/3で68K、奪三振率は驚異の13・21。26イニング連続奪三振をマークするなど、三振ゼロはわずか3イニング。「負けた189校の思いを背負って、全国制覇を目指す」と松井。成長著しい来秋ドラフトの目玉候補が、奪三振ショーで聖地デビューする。
 縦スライダーとカーブが伝家の宝刀だ。中1の時、元巨人投手コーチの小谷正勝氏(67)に指導を受けた。大きく曲がるカーブは当時から定評があり、青葉緑東リトルシニア・中丸敬治監督が「プロスカウトが、高校生を含めても関東NO・1と言っていた」と証言するほど。中3時には、同じ横浜スタジアムで全国制覇を成し遂げた。(日刊スポーツ)

   12夏        回数 被安 奪三 四死 失点
   2回戦:厚木北 先   9  3  17  1  0
   4回戦:相 洋     7  1  9  4  1
   5回戦:百合丘    3.1  1  6  1  0
   準々決:横 浜 先   9  3  11  5  3 147㌔
   準決勝:平塚学 先   9  9  10  6  3 146㌔
   決 勝:桐蔭学 先   9  8  15  5  4 144㌔
             46.1  25  68  22  11 防2.14(失点から計算) 
         被安打率4.86 奪三振率13.21 四死球率4.27

 ■ 桐光、5年ぶりV王手…神奈川大会(スポーツ報知) 12/7/28

 2年連続の決勝進出を決めると、エース左腕・松井裕樹(2年)は全身から力が抜けたように、駆け寄る仲間に体を預けた。「ホッとしました」。9回10奪三振で3失点完投9安打6四球。「今日は打線のおかげ」と小さく笑った。9回131球を投げ抜いた横浜との準々決勝から3日。疲労は抜けきっていない。「序盤から球が行かなくて…」。2回から8回まで毎回得点圏に走者を背負い、8回には1点差にまで迫られた。なおも1死一、三塁。だが、土壇場でも信じられる球があった。“超高校級”と称されるスライダー。「一番頼れる球」で三振、中飛に仕留め、ピンチを切り抜けた。「あそこは三振を狙った」。本人が「理想の投手」と話す巨人・杉内のように勝負どころでふんばった。“伝家の宝刀”は自己流で習得したものだ。「速い変化球を身につけたかった」と高校入学後から投げ始め、試行錯誤を重ねながら磨き上げてきた。この日視察に訪れたDeNA・稲嶺スカウトも「まだ2年生にしては完成度が高い球」と高評価を与えた。「もう疲れなんて言ってられない。あとは自分のピッチングを貫くだけ」と松井。5年ぶりの頂点へ向け、最後の力を振り絞り、その左腕を振る。

 ■ 桐光学園4強!松井「打倒・横浜」雪辱の3安打11K(スポーツ報知) 12/7/26

 神奈川では浅間大基、高浜祐仁のスーパー1年生コンビを擁する横浜が、準々決勝で桐光学園に惜敗した。4季連続の甲子園を狙った横浜の前に、来秋のドラフト候補左腕・松井裕樹(2年)が立ちはだかった。3安打11奪三振で3失点完投勝ち。「打倒・横浜だけを考えてやってきた。甘いところに行くと持っていかれるので、神経をすり減らして投げました」。昨夏決勝のリベンジを果たし、会心の笑顔を見せた。神奈川のドクターKだ。5回戦まで20イニング連続奪三振。「波に乗りたかったので、初回から全力で行った」。いきなり4者連続三振で滑り出すと、その後も自己最速の146キロをマークした直球とスライダーのコンビネーションで横浜打線を圧倒。7回に三振を奪えず、連続イニング奪三振は26で途絶えたが、今夏は4戦で28回1/3を投げ、43K。奪三振率は驚異の13.66となった。
 2回。1ボール2ストライクから好投手・松井の縦のスライダーに手が出なかった。「一瞬、球が浮き上がった」。高浜にとって今夏初めて喫した三振。ぼう然とベンチへ下がると、3打席目までバットから快音が響くことはなかった。(スポーツ報知)
 野呂雅之監督(51)が「並大抵ではない」と評する、落ちるスライダーを武器にする。女房役の宇川一光捕手(3年)は、昨年と比べ「制球力がよくなった」と証言する通り、磨きをかけて夏に臨んだ。絶対の自信を持っていた。(日刊スポーツ)
 甲子園通算50勝の名将・渡辺元智監督は67歳。「相手の投手が1枚も2枚も上だった。高校生にあのスライダーは打てない」と振り返り、今後の進退については「このチームだったら勝てるかなと思った。ショックは大きい」と明言を避けた。(スポニチ)

 2点リードの9回表1死三塁で迎えた1年生4番高濱祐仁との勝負は見応えがありました。
 高めにいったものの146㌔直球を投げ込む松井、それを弾き返し左中間三塁打にした高濱。
 神奈川新聞で独特なカーブと紹介されていた縦割れ変化球は、各紙スライダーとしていますね。

 ■ 桐光学園 2年生エース松井の好救援で8強(スポニチ) 12/7/24

 桐光学園は初回に百合丘に先制を許すも逆転で8強入りを決めた。6回途中から登板した2年生エース左腕の松井が3回1/3を6奪三振無失点。今夏は登板3試合で毎回となる、19回1/3で33奪三振と驚異的な数字を記録。それでも「(三振は)狙ってない。チームに貢献できる投球を心がけている」とさらり。次戦は昨夏決勝で敗れた横浜が相手だが、野呂雅之監督は「苦手意識はない。松井の使い方が鍵」とリベンジを誓った。

 ■ 桐光学園・松井、逆転呼ぶ毎回の9K!…神奈川大会(スポーツ報知) 12/7/22

 2年生エースが流れを変えた。桐光学園の左腕・松井裕樹は3点を追う3回途中から救援し、7回を1安打1失点。「いつでも行ける準備はしていました」。毎回の9奪三振で逆転勝ちを呼び込み、チームを15年連続となる16強進出に導いた。今大会初先発の1年生右腕・山田将士が2回までに3失点。3回も先頭を歩かせたところでバトンを受けた。14日の初戦(2回戦、対厚木北)で毎回の17三振を奪った球威で、相手打線をねじ伏せた。これで初戦から16イニング連続奪三振で、計26Kだ。昨夏の決勝(対横浜)では、1年生ながら先発。4回0/3を1失点に抑えたが、チームは延長10回サヨナラ負け。あと一歩で大舞台を逃した。「悔しかった。今年こそは絶対に行きたい」。たくましさを増した左腕が、5年ぶりの甲子園にまた一歩前進した。

 ■ 桐光学園・松井圧巻17K/神奈川大会(日刊スポーツ) 12/7/14

 桐光学園の左腕・松井裕樹投手(2年)が奪三振ショーを演じた。厚木北から毎回の17三振。神奈川大会の記録にあと3と迫った。速球にスライダー、カーブをまじえてテンポよく投げ込んだ。6回先頭に右前打されるまで無安打。終わってみれば、被安打3本だった。野呂雅之監督は松井の投球について「こんなもんじゃないですか。しっかりと腕が振れていました」と話していた。

 ■ 球筋磨き雪辱へ(神奈川新聞) 12/7/2

 140キロ超の直球と、斜めに切れ込むスライダー。何より、縦に大きく、鋭く曲がり落ちるカーブが左腕エースの代名詞だ。昨年準優勝した桐光学園の松井裕樹は、2年生ながら県内屈指の好左腕の呼び声が高い。制球にやや難があるが、調子に乗せると手の打ちようがない。軸足を大きく蹴り上げ、ダイナミックに投げ込む姿も含めて「暴れ馬」の異名を持つ。独特のカーブは、中学時代に理想の軌道を思い描いたことから生まれた。縦に大きく落とすためにはどうすればいいか?手首の角度はこんな感じ。ひねり方は直角にこう、と工夫を重ねてきた。思い通りの球筋を描けるようになったのは昨年6月。天性のリストの強さを持ち、それを1キロのダンベルで鍛えて、理想のカーブは実現した。野呂雅之監督(51)は「生まれ持った特徴。あとは、あのカーブをどこまで使い切れるか」と指摘する。

   11夏        回数 被安 奪三 四死 失点
   4回戦:大和東 先   4  1       0
   準々決:法政二 先  3.1  5  5  2  2 136㌔
   準決勝:桐蔭学 先   4  2  3  0  1 138㌔
   決 勝:横 浜 先   4  2  0  0  1 136㌔
             15.1  10       4 防2.35(失点から計算)

 ※ 無断転載および改変は固くお断り致します。
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最終更新日:2013-09-25(水)|2013年ドラフト指名選手 | コメント(0) Page Top↑


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最終更新日:2013年ドラフト指名選手 | コメント(0) Page Top↑