第97回全国高校野球選手権大会/スカウト総括

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    【進  路】 高校生/大学生  松井裕樹 大瀬良大地 吉田一将
    【球団別】 千葉 東京 日ハム 中日 オリ 巨人 楽天 横浜 西武 阪神 福岡 広島
    【18候補】 高・投高・野大・投大・野社・投社・野



こちらではプロスカウトによる2015年夏の甲子園総括をまとめています。
注目選手プロフィール 優勝校予想アンケート

 ■ 高評価は小笠原とオコエのみ 高校生ドラフト候補“辛口”採点(日刊ゲンダイ) 15/8/21

 夏の甲子園は早実の清宮フィーバーに沸いたが、なにしろまだ1年生。今秋のドラフトで上位指名されそうな3年生はどれくらいいるのか。スカウト陣が絶賛するのがMAX152キロの本格派左腕・東海大相模の小笠原慎之介だ。スカウトの間では1位指名はおろか、何球団の入札が競合するかが話題になっている。「フォームは申し分ないし、投手の基本であるアウトローに投げ込める制球力も抜群」(中日・中田スカウト統括部長)、「ボールにキレがある。右打者の内角をえぐる球はプロでも打てないのでは」(広島・苑田スカウト部長)。打者ではこの日、プロ志望を明言した関東一のオコエ瑠偉(外野手、右右)の評価が高い。「打撃は改善の余地がありますが、俊足強肩で全身バネのような選手。何よりも驚いたのが、一塁強襲の二塁打。一塁手が取り損なうと、迷いなく二塁を陥れた。あれを甲子園の舞台で出来る度胸は並じゃない」(日本ハム・山田スカウト顧問)。もっとも、上位指名されそうなのは投打でこの2人。後はひと山いくらの選手ばかりらしい。「九州国際大付の山本武白志(内野手、右右)はパワーはあるが、バットが完全に下から出ている。元ロッテ監督で父親の山本功児さんにコンパクトな打撃を教わった方がいい。守備にも見るべきところがなく、プロでは厳しい。東海大相模の右のエース・吉田凌は今後の伸びしろで疑問符がつく。投手としてのスケールも含め、チームメートの小笠原に頭2つ分くらい劣る」(セのスカウト)。「仙台育英の右腕・佐藤世那はフォームがアーム式で、腕のしなりがまったくない。敦賀気比のエース平沼翔太(右左)は野手として評価が高いけど、本人が『投手しかやりたくない』と言っているらしい。強引に野手をやらせるわけにはいかないし、ウチではいりませんね」(ベテランスカウト)。他にも花巻東の高橋樹也(投手、左左)、健大高崎の柘植世那(捕手、右右)、仙台育英の平沢大河(遊撃手、右左)などのドラフト候補はいるものの、「三拍子そろった平沢が3位で消えるかどうか。あとは指名されるとしても4位以下だろうね」とは前出のベテランスカウトだ。

 ■ 今大会ベストナイン スカウト陣は小笠原、清宮、オコエら選出(スポニチ) 15/8/21

 今大会出場選手の中から、プロのスカウト陣とスポニチによるベストナインをそれぞれ下記の通り選出。プロは152キロを計測した東海大相模の左腕・小笠原、走攻守で観客を沸かせた関東第一のオコエらを高評価した。スポニチは好リードが光った仙台育英の郡司、1試合で二盗、三盗、本盗の“完全盗塁”をマークした高崎健康福祉大高崎の宮本らを選んだ。
◇プロ選出◇          ◇スポニチ選出◇
 (投) 小笠原慎之介(東相模)   (投) 佐藤 世那(仙台育英)
 (捕) 加藤 雅樹(早稲田実)   (捕) 郡司 裕也(仙台育英)
 (一) 清宮幸太郎(早実高1)   (一) 磯網 栄登(東海相模)
 (二) 千野啓二郎(東海相模)   (二) 富田 直希(早稲田実)
 (三) 山本武白志(九国大付)   (三) 篠原  涼(敦賀気比)
 (遊) 平沢 大河(仙台育英)   (遊) 杉崎 成輝(東海相模)
 (外) オコエ瑠偉(関東第一)   (外) 姫野 優也(大阪偕星)
    船曳  海(天理高校)      長嶋 亮磨(関東第一)
    紀伊 海秀(仙台育英)      宮本 隆寛(健高崎2)

 ■ ネット裏騒然 夏の甲子園16強“東高西低”注目のドラフト候補たち(夕刊フジ) 15/8/16

 16強が出そろい、佳境に入った夏の甲子園。目玉不在が心配されていたが、ネット裏のスカウトたちが目をつけた好素材は少なくない。16強入りしたチームで注目の選手は誰か。まず、いの一番に名前が挙がるのが、東海大相模の左腕エース、小笠原慎之介投手だ。初戦の12日・聖光学院戦では9回1死から2人に投げただけだったが、最速152キロをマークするなど能力の高さを見せつけた。日本ハムの大渕スカウトディレクターは「高校生ではなく大学、社会人を含めたアマチュアの左腕で一番。まず左で150キロを投げられる投手はプロでも少ない。球の質もプロのレベルで遜色ない」と最高級の評価。ドラフトでは1位指名の競合が確実視される。同試合で9回途中まで1失点と好投したチームメートの吉田凌投手も上位候補に挙がる。パ・リーグのベテランスカウトは「去年から球速が落ちたことで県大会前まではかなり評価を下げていたが、打たせて取る投球術を身につけた。3位よりも上で獲るところはあるだろう」と予想する。投手では他に花巻東の高橋樹也(みきや)、初戦の10日・龍谷戦で16三振を奪った秋田商の成田翔両左腕に注目が集まる。仙台育英・佐藤世那投手は14日・滝川二戦で144キロをマークするなど、宮城大会を含め今夏初完投勝利で復活の兆しを見せている。野手では関東一のオコエ瑠偉外野手が際立つ。初戦の11日・高岡商戦では一塁強襲二塁打や2本の三塁打で持ち前のスピードを存分にアピール。阪神の平塚スカウトは「高校生に1人だけプロが混じっている」と驚きを隠さず、外れ1位や一本釣りの可能性も否定しなかった。内野手では他に仙台育英・平沢大河や作新学院・添田真海、東海大相模・杉崎成輝、関東一の3番を任される伊藤雅人ら打力のある遊撃手への需要が高い。九州国際大付のスラッガー、山本武白志(むさし)内野手は元ロッテ監督の山本功児氏の長男として注目が集まるなか、2回戦の13日・大阪偕星戦で2本塁打を放つなど長打力を発揮。「飛ばす力はある」(パ・リーグ球団スカウト)と下位での指名を検討している球団も。前出のパ・リーグ球団スカウトからは「候補選手の分布は全体的に東高西低の傾向。長距離打者不足は深刻」と嘆き節も聞かれた。

 ■ 中日・中田スカウト部長 敦賀気比・平沼は「能力一番高い」(東京中日スポーツ) 15/8/13

 第3試合の作新学院を最後に、出場49校が出そろった。ネット裏で視察してきた中日スカウト陣は一通りのチェックを終えた。中田スカウト部長が「今大会のナンバーワン」として挙げたのが東海大相模の左腕・小笠原。センバツ優勝右腕で、初戦の明徳義塾戦で延長10回を投げきった敦賀気比・平沼には「自分と戦ってしまう選手が多い中、これだけ相手と戦える選手はいない。野球能力は一番高い。こういう選手は必ずチームの役に立つ」と投打ともにコンスタントに結果を残し続ける点を高く評価した。高岡商戦で1イニング2本の三塁打を放った関東第一・オコエは俊足と強肩が光ったが、「積極性は素晴らしいが、最終的には的確にできるかどうか」と正確さの成長に期待。野手では明豊戦で本塁打を放つなど長打力を備えた仙台育英・平沢を「プロでショートを続けられる選手は少ない。平沢はそうならないと困るくらいの選手」と上位候補に挙げた。投手については、専大松戸の148キロ右腕・や188センチの霞ケ浦・綾部は初戦敗退したものの、「地方大会の印象を大事にする」と評価を下げることはなかった。

 ■ 小笠原とオコエ「別格」 スカウト絶賛(西日本スポーツ) 15/8/13

 7日目で出場49校が出そろった。今春の選抜大会一番の目玉だった県岐阜商の右腕高橋が不在の中、バックネット裏で熱視線を送るスカウト陣の目に鮮烈な印象を残したのは、東海大相模の左腕小笠原と関東第一の外野手オコエだった。小笠原は初戦の2回戦で救援登板し、自己最速の151キロをマークした。中日の中田宗男スカウト部長は「いいときは力を入れなくても簡単に150キロが出る。右打者の懐にも9割以上いいボールがいく」と、内角を強気に攻める投球術を評価した。ナイジェリア出身の父を持つオコエは初戦で大会史上2人目となる1イニング2三塁打を記録して観客を驚かせた。オリックスの加藤康幸球団副部長兼編成部長は「秋山幸二になれる。3割30本30盗塁はできるようになる」と、その身体能力を絶賛し、小笠原と合わせて「別格」と評した。三拍子そろった遊撃手の平沢(仙台育英)、今春の選抜大会の優勝投手で打撃にも定評のある平沼(敦賀気比)、ともに長身から角度のある球を繰り出す(専大松戸)、綾部(霞ケ浦)の名前も挙がった。ドラフトにかかるのは2年後だが、1年生スラッガーとして注目を浴びる清宮(早実)について阪神の中尾孝義スカウトは「いい振りをしている。これからが楽しみ」と期待を寄せた。

 ■ 山下スカウト部長総括 オコエ甲子園でA評価に上昇(スポーツ報知) 15/8/13

 12日で全49校が登場。今秋のドラフト候補や将来的に有望として注目された逸材を、視察した巨人・山下哲治スカウトに聞いた。
 今年は残念ながら、A評価の選手も全体の候補も少ない。その中で、関東第一の外野手・オコエ瑠偉が目立った。身体能力、判断力は素晴らしい。全力プレーで、体から野球が好きな気持ちがあふれている。地方大会での評価はBだったが、今大会でAに上がった。投手では、東海大相模の小笠原慎之介が即戦力に近い。直球は150キロ超で技術的にすべてA。同じ左腕の西武・菊池の高校時代と比べ、制球力や完成度は小笠原が上。トータル的な魅力がある。花巻東の高橋樹也は高校生離れした投球術を持っている。霞ケ浦の綾部翔は長身だけどバランスがいい。数年後に150キロを出す可能性を秘めている。敦賀気比の平沼翔太は投手より野手で楽しみ。ミート力がある。仙台育英の遊撃手・平沢大河の本塁打はプロ並みの打球だった。数少ない野手の上位候補だ。捕手では、高崎健康福祉大高崎・柘植世那、静岡・堀内謙伍が攻守にまとまっている。外野手の天理・船曳海、花咲徳栄・大滝愛斗は走攻守がそろう。

 ■ スカウト地獄耳(デイリースポーツ) 15/8/13

 対戦が一回りし、スカウトから漏れてきた声は「候補が少ない」。県岐阜商・高橋ら注目候補が地方大会で敗れる中、評価を上げたのは仙台育英の平沢と関東一のオコエだ。平沢に関して、ロッテ・松本編成統括は「春よりスイングが強くなった」と高評価。あるスカウトは「2巡目の最後の方にはおそらくいない。それくらい各球団の評価は上がっている」と話す。オコエも同様で「甲子園に出て活躍しちゃったから、(1位の)12人で消えるだろう」と明かす。投手で評価が高かったのは花巻東の左腕・高橋と専大松戸の。ともに将来性と投球センスを評価する声が上がった。下級生では上田西のエース・草海について「フィールディングがいい。遊撃手にしたら面白いのでは」と評価するスカウトもいた。

 ■ 【元巨人チーフスカウトの目】小笠原 高校生では群を抜く(スポニチ) 15/8/13

 出場全49校が出そろった。この日登場した東海大相模・小笠原は今年の高校生では群を抜いている。左で150キロを超え、変化球の切れや精度と、どれを取ってもドラフト1位候補。昨年よりも体つきがどっしりした印象で、どの球団も欲しがる素材だ。チームメートの吉田はもう少し球速が上がってくれば面白い。仙台育英・佐藤世はフォークを操れるし、花巻東・高橋は左投手特有のいい角度を持っている。捕手では早実・加藤、高崎健康福祉大高崎・柘植ら守るだけでなく打力が魅力の選手が多い。内野手では仙台育英・平沢がNo.1。1回戦ではバックスクリーン右まで飛ばすなどスイングが格段に速くなった。遊撃守備もフットワークが軽い。外野は関東第一・オコエ。足と肩は文句なし。右中間に2本の三塁打を放ったように強引に引っ張らない打撃も評価できる。上田西の2年生右腕・草海は打撃も良く、二刀流でいける素材。甲子園を沸かせた早実・清宮は今後も注目したい。(元巨人チーフスカウト)



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最終更新日:2015-08-21(金)|全国大会 | コメント(0) Page Top↑


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